【書評】React Native+Expoではじめるスマホアプリ開発
React Native+Expoではじめるスマホアプリ開発 ~JavaScriptによるアプリ構築の実際~
- 作者: 松澤太郎
- 出版社/メーカー: マイナビ出版
- 発売日: 2018/08/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
これです。重い(固定レイアウトが苦手なので紙で買った)。
380ページあるので読み応えは結構あります。半分くらいを写経しつつ、あとはコードを読みました。
読んだ感じのレベル感・ターゲット層
- JavaScript概ね書ける
- React触ったことある
くらいじゃないと流石にキツイ。
すでに380ページあるので、JSの初心者向けに解説書いてたら倍の厚さになってしまうので仕方ないですね。
なので流石にReact触ったこと無い人はついていけないので買わないほうがいいですね。
あとはReact Native特有のハマりどころみたいなのがあるんですが、その辺りをある程度自己解決できないと、ちょっとtypoしたら謎のエラー出てハマります笑
ただ、React Nativeを直接触るよりもExpoを使うことでかなりマイルドになっているので、Reactの基本概念とES6以降の書き方が分かってれば結構ちゃんと動くアプリが作れます。
内容
TodoアプリやMapアプリを作りながらサンプルをもとに進めていく感じです。
ただ、色々なAPIを利用したサンプル集という感じが強く、ある程度以上の規模のアプリを作る際に「この先どうしたらいいんだ・・・」となる未来が見える。
本ではReduxの触りだけ触れているので、規模が大きくなるものについてはReact自体での大規模Webアプリの設計がある程度持ってこれるのでそっちはそっちで勉強しましょうという感じですね。
良かったところ
1冊で割と幅広いタイプのアプリを作れるようになるのはいいですね。
あとから「地図入れる事になったから見返そう」とかなりそうな気がします。
特にWebViewとの組み合わせの章など、Expoで出来ないことをWebViewで補うとかは結構ありそうなパターンなので。
いまひとつだと思ったところ
もうちょっとExpoというプラットフォームについて触れたり、特有の機能(Push周りとか)について触れてほしかったですね。
Nativeモジュールの導入やストアでの公開方法はいいんですが、Expo上での配布なども解説欲しいですね。概ねReact Nativeの技術書であって、Expoについてはおまけレベルな気がします。
あとはサンプルで使う駅すぱあとAPIは「申請してから使えるまで数日かかります」とありますが、著者が使い慣れているからと言っても他にもっと楽にすぐ使えるAPIなかったんでしょうか。
React Native+Expoではじめるスマホアプリ開発 ~JavaScriptによるアプリ構築の実際~
- 作者: 松澤太郎
- 出版社/メーカー: マイナビ出版
- 発売日: 2018/08/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
全体としてReact書けてアプリもやるぞ〜ってWebフロントエンドエンジニアの人には、今後Expoどんどん良くなっていくのでおすすめできると思います!
初心者はまずReactの概念をかじってから触ろう!